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 介護家族の心に添った介護って・・
2010年07月03日 (土) | 編集 |
「ハートバード」設立から7か月。
ボランティアで、取材活動などを手伝っていてくれたスタッフのSさんが
お父様の介護のため、6月から実家のある大阪に帰りました。

お父様が要介護状態になられたのは、突然のこと
まさに「介護は突然」でした。

Sさんにとっての最後の取材を終えた後
帰りの車の中でSさんがつぶやきました。

「今まで、家族の気持ちに寄り添って
介護をしてきたつもりだったけど
全然そうじゃなかった。
介護家族の気持ちって、全然違うんですね。」


Sさんは20年あまりも介護の職に就き、施設長まで努めた介護職の大ベテラン。
かたや介護家族ではあっても、介護の事は全く分からない私達。
丁寧に介護施設のことや介護保険のことなど教えてくれました。
そして、その豊富な経験を通して
私達介護家族の気持ちや立場も、よく理解をしてくれました。
そのSさんにしても、そうだったのです。

「認知症の人と家族の会」のつどいや催しの時など
時々、介護職でありながら介護家族になってしまった方が参加されます。
どの方も一様に口にするのは
「仕事で介護をするのと、家族を介護するのは全然違う」
という事です。



まだ母がいたころ、母のことを施設の方にポロっと愚痴ったら
「こうしたらいい。ああしたらいい。」
と、返って来たのはアドバイス。
・・・・そうではないのです。私達が求めているのは。
「え~っ、お母さん、そんなことするの?困ったねぇ・・」
って、言葉は何でもいいのです。
「困った」「苦しい」「腹が立つ」「もういやだ」
そんなどうしようもない気持ちを受け止めてもらえれば、
それだけで気持ちが楽になるのです。

「頑張って、頑張って、頑張って・・・もう頑張れないよ
これがほとんどの介護家族の気持ちでしょう。
そこにアドバイスは、さらに追い打ちをかけるだけなんです。
「まだ・・頑張らなきゃいけないの?」
と追い詰められて行く。
少なくとも私はそうでした。


突然の介護生活が始まったSさん。
この次介護職として戻ってきたならば
今度は言葉だけではない、本当の
「家族の気持ちに寄り添った」介護となるでしょう。
大変だとは思うけど、きっと良い経験になるはずです。
頑張って、というのは嫌だから・・・
応援しています。




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