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 きなちゃんの募金
2010年05月27日 (木) | 編集 |
「きなちゃん」という1歳の女の子の
心臓移植のための募金が昨日から始まり、
倉敷駅前でも、救う会の皆さんが
募金箱を持ち、呼びかけていました。

「お父さんとお母さんは来ていらっしゃいますか?」
と居場所を伺い、会いに行きました。
お母さんは23歳。上の娘と同い年です、
そして、私が長女を亡くしたのとも同じ年。

昭和60年1月。私の誕生日の数日前、長女が亡くなりました。
有希子と言いました。もう25年になります。
重い心臓病でした。
初七日が私の誕生日。
それから私の誕生日を祝う事が無くなりました。

きなちゃんのご両親に
「昔、心臓病で子どもを亡くしました。
どうしてもきなちゃんには助かって欲しくて・・・」
と言いかけたところで涙が出て
後は言葉になりません。
きなちゃんのご両親も涙を浮かべて
「ありがとうございます。」と言って下さいます。

日に日に衰弱していく我が子を
なすすべもなく見ている辛さ。
きっと現在、この若いご両親も
あの時の私と同じ思いをしているのです。

有希子さえ生きていてくれるなら
他の何もいりませんでした。
お金を全部使っても、家を売っても良かったのです。
全て無くしても、有希子さえ生きていてくれたなら。

たとえ生きていて、たくさん苦労をすることになっても
やっぱり生きていてほしかった。
一緒に泣いたり笑ったりしたかった。
いっぱい、いっぱい、心配させてほしかった。
だけど、有希子は亡くなりました。
お金があっても助かる方法はありませんでした。
「なんで有希子が死んで、私が生きているの?」
と、生きている自分をどれだけ呪ったことでしょう。

もし、助けてやれる方法があるならば
なりふり構わず行動しました。
それには大金がいるとしたら
私もきなちゃんのご両親と同じ事をしたでしょう。

だって生きていてほしいから。
それが親だから。

いま、きなちゃんのご両親は、文字通り命がけで
この募金活動をしているのだと思います。
それだけが、いまのこの状況で
親として子にしてあげられる、唯一のことだからです。

時間がたてば周りの人は忘れてしまいます。
けれど、親は亡くなった子を一生忘れません。

きなちゃんのご両親が、そんな悲しい思いをしませんように。
アメリカに渡り、ちゃんと元気になれますように。
きなちゃんと一緒に、これからも生きていけますように。

「有希ちゃん、きなちゃんの募金1億5000万円。
絶対に集まるように、有希ちゃんも応援してね。」
娘のお位牌に手を合わせました。

きなちゃんとご両親の幸せを心から祈っています。




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